こんにちは、建築士&宅建士のタテオカです
今回は2級建築士に合格するまでの流れ・勉強方法ついてまとめました
2級建築士試験ってどう勉強したら良いか非常にわかりにくい資格です
特に製図試験ではこれと決まった正解がなく謎めいた部分が非常に多い
同じ時間勉強しても勉強法を間違えれば、かけた時間が全て無駄になってしまう事になります
そんな訳で、今回は
“2級建築士合格までの流れ”【勉強方法・スケジュール・心構え・おすすめ講座】などを筆者の体験談と共にわかりやすく徹底解説しました
この記事でわかること⬇︎
- 2級建築士合格までの流れ・準備方法がわかる
- 今建築士が熱い理由がわかる
- 挫折せずに最後まで継続学習する方法がわかる
- 効率よく2級建築士に合格する方法がわかる
- 2級建築士に合格する為に必要な学習スケジュールがわかる
- コスパの良いおすすめの講座がわかる
- 独学で2級建築士に合格する方法がわかる
その効果は建築業界のみならず金融・製造・教育・法律などありとあららゆる業界で信頼獲得という形で効果を発揮します
もちろん転職も有利になり、人生の安定をもたらしてくれます
そんな万能資格である2級建築士の合格までの道のりは少々大変ですがきっちり学習すれば必ず取得できる資格です
勉強は辛いこともありますが、頑張っていきましょう
H29年度2級建築士試験を双子の子育てをしながら独学&一発で合格 | 住宅関連の業界歴15年、大手不動産会社で働く建築士&宅建士です
この記事の内容⬇︎
- 1 ① 2級建築士合格までの流れ | 受験資格・実務経験を確認しよう
- 2 ② 2級建築士合格までの流れ | 学習方法を決めよう『資格学校?独学?』
- 3 ③ 2級建築士合格までの流れ | 独学でも必要な最低経費を用意しよう!(必要な製図道具は?)
- 4 ④ 2級建築士合格までの流れ |2級建築士取得までに必要な学習期間は?
- 5 ⑤ 2級建築士合格までの流れ | まずは学科試験の学習を開始しよう
- 6 ⑥ 2級建築士合格までの流れ | 学科試験のおすすめテキストはコチラ
- 7 ⑦ 2級建築士合格までの流れ | 学科試験前に大手資格学校の模試を利用しよう
- 8 ⑧ 2級建築士合格までの流れ | 少し早めに設計製図試験対策を始めよう
- 9 ⑨ 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】まずは模写から始めよう
- 10 ⑩ 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】部分詳細図を練習しよう
- 11 ①① 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】エスキス(プランニング力を高めよう)
- 12 ①② 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】過去問を解きレベルアップを図ろう
- 13 ①③ 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】模試を受けよう
- 14 ①④ 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】試験日当日の注意事項
- 15 2級建築士合格までの流れ | まとめ
① 2級建築士合格までの流れ | 受験資格・実務経験を確認しよう
建築士になるには学歴・実務経験に応じて順序を踏んでいく必要があります
- 大学の建築学部(専門学校)を出た人
- 建築学科の高校を卒業した人
- 建築と関係ない学校を出た人
まずは自分がどのパターンに当てはまるかを確認しましょう
順番に解説します
大学の建築学部・建築の専門学校を卒業
⬇︎
受験資格・登録資格を得る
⬇︎
二級建築士学科受験を突破
⬇︎
二級建築士製図試験を突破
⬇︎
二級建築士へ!!
建築学部の大学(専門学校)卒の方は、卒業と同時に受験資格・登録資格を得ることができます
建築学科の高校を卒業
⬇︎
受験資格を得る
⬇︎
二級建築士学科受験を突破
⬇︎
二級建築士製図試験を突破
※試験合格者になる
⬇︎
建設会社等で実務経験を得る事で登録資格を得る(2年)
⬇︎
二級建築士へ!!
試験に合格しても実務経験がなければ登録できない、二級建築士を名のれるのは実務経験2年経た後
建設会社や設計会社で7年以上働く
⬇︎
受験資格・登録資格を得る
⬇︎
二級建築士学科受験を突破
⬇︎
二級建築士製図試験を突破
⬇︎
二級建築士へ!!
二級建築士になるには、この様に学歴と実務経験を合わせ持つ事で初めて二級建築士になる事が出来ます
早く建築士になり、本気で建築業界で働きたいなら大学の建築学部を卒業するのがオススメです
ただ、僕も現在は建築士でありますが文系の大学出身です
高校生の進路決定時に建築士になるなんて事はまったく考えもしませんでした
建築の学校を出ていなければ、大卒も中卒も同じ扱いで7年になります。
大学や専門学校の建築学部といってもデザインやCADなど様々な学科かあるのでより詳しい詳細は建築技術普及センターに確認してください
実務経験の詳細についてはコチラの記事を参考にしてください⬇︎
② 2級建築士合格までの流れ | 学習方法を決めよう『資格学校?独学?』
二級建築士の学習方法は通常資格学校に通うことが多いのですが
大手資格学校はかなり高額な講座が多いのです
なので、資金に余裕がない方は独学の道も有りです
ただし、独学はかなり険しい道のりになることも事実
その辺りも検討しながら学習方法を決定しましょう
- 学科・製図共に資格学校で学ぶ
- 学科は独学、製図は学校へ通う
- 学科・製図共に独学で学ぶ
①学科・製図共に資格学校で学ぶ
学科・製図共に資格学校で学ぶのが最強パターンです
「とにかくお金を掛けてでも早く資格を取得したい!!」
という方にオススメです
建築士の資格学校といえば、総合資格学院、日建学院が最も有名です
特徴:総合資格学院に次ぐ業界2位
金額 : 学科 473,000円 (税込)
製図 462,000円 (税込)
期間 : 学科 6ヶ月 製図 2ヶ月
合格率 : 学科 全合格者7,565名中、2,608名が日建学院生(3人に1人)
製図 全合格者5,979名中2,395名が日建学院生(4割以上)
両方とも毎年の合格者輩出数は2,000名を超えています。
全体の合格者5,976名(R2年)ですから
なぜ合格率が高いのか?
総合資格学院と日建学院は生徒の合格率を全面に押し出しているので、合格率が悪くなると会社の経営に響きます
なので、講師も本気で受からせる様に指導してきます
当然講師も生徒の合格率が悪ければ講師の評価も下がり仕事が無くなります
なので、宿題をやらなければ怒られるし、厳しい事も言われます
自分は継続力がない、意思薄弱だという方は受ける価値があります
ライザップ的な要素を含んだ指導で結果にコミットしているんです!!
TACの二級建築士コースは合格率こそ不明ですが、値段はそこそこ抑えれます
正直やる気がある方はTACで十分かと思います
教わる講義内容自体も大きくは変わらないでしょう
しかも、絶対に受かる保証はありませんので落ちた時のダメージが大きすぎる
そんな方は次の手法がおすすめです!
学科は独学、製図は学校へ通う
そんなにお金に余裕がない
でも、「多少お金を出してでもなんとか二級建築士になりたい!」
その様な方は学科は独学で、製図対策は学校に通うパターンで乗り切りましょう
学科は簡単!とは言えませんが、そこそこの難易度です
基本暗記でOK!
そしてマークシート問題で、3割は間違えても許されます
やる気さえあれば十分合格を狙える内容です!
総合資格や日建でも製図だけなら45円程度で済みますしTACなら18万5千円に抑えられます
近年は非常にコスパの高い通信講座もおすすめです
通信講座では従来の通学方講座では考えられない様な金額設定がされています
なんと税別10万円以下で講座が受けれるんです
しかも講座内容も大手資格学校に負けないくらいのクオリティが確保されているんです
二級建築士設計製図試験対策通信講座はコスパが抜群に良い!受験生の味方です!
更に詳しい詳細は以下の記事をご覧下さい⬇︎
学科・製図共に独学で学ぶ
「とにかくお金が無い
しかし、資格を取得したい」
という方は独学でも二級建築士の取得は可能です
独学者にとって一番の課題は製図試験になります
どの様に学習をしていけば良いのか自体が分からない
という方は足を動かして情報を取りに行く必要があります
- 建築士の友人や先輩に教えて貰う
- 無料のセミナーに参加する
この様に足を動かして、合格に必要な図面・プランニング力はどの程度必要かを確認して自分をそのレベルまで持っていく必要があります
なぜなら、書き上げた図面が良いのか悪いのかを判断出来ずに次に進むのはリスクがあるからです。
間違えている事を「間違えている!」と指摘してくれる人がいなければ、なかなかレベルアップに繋がりませんし
間違いに気づかずに試験を受ければ、努力しても結局不合格になってしまいます
最低限間違いを正してくれる人を見つける、この辺りの問題をクリアできそうな方は独学で進めていけばOKです
僕が試験を受けた当時は友人に頼み教えて貰い、無料セミナーや模試などいける講義は全部行きました、いろんな場所に足を運びがむしゃらに頑張ればなんとかなります
ただし、けっこうしんどいので覚悟が必要です
独学で製図試験突破を目指す方はこちらを参照して下さい⬇︎
③ 2級建築士合格までの流れ | 独学でも必要な最低経費を用意しよう!(必要な製図道具は?)
最低限掛かる費用について
二級建築士取得について、独学者でも絶対に掛かる費用は以下の通りです
- 受験費用 18,500円
- 登録費用 19,300円
- 参考書 15,000円〜20,000円
- 法令集 2,500円〜3,000円
- 製図道具 35,000円〜50,000円
- 模擬試験代 5,000円〜10,000円
独学でも10万くらいは掛かりますのでその辺りは覚悟が必要です。
受験費用・登録費用
試験に受かったあとは登録費用が掛かります
その他、住民票、戸籍謄本、成年被後見人及び被保佐人に該当しない旨の証明書、写真などが必要です
参考書
二級建築士試験は範囲が広く、学科と製図に試験が分かれている為非常に多くの参考書が必要です
学科 : 参考書 × 1
過去問 × 1
法令集 × 1
製図 : 参考書 × 1
設計製図課題 × 3
二級建築士試験に独学で合格するには最低限テキスト7冊以上は必要です
法令集
学科試験の学科(建築法規)の分野で必要になります。
法令集が持ち込み可能となっていますので必ず必要となります
法令集に関しては総合資格学院が市販の本を出していて、無料セミナーに参加すればタダでくれる場合がありますのでチェックして節約しましょう
製図道具
最低限必要な道具⬇︎
- 製図板
- 製図用紙(30枚)
- 勾配定規
- 製図用シャーペン(0.5mm〜0.7mm)
- シャーペン芯(2B)
- 蛍光ペン
- 消しゴム
- 刷毛(製図用ブラシ)
- テンプレート
- 字消し板
- ドラフトテープ
非常に多くの道具が必要、特に製図板は高価で3万円程度掛かります
二級建築士試験は合格後のメリットが大きいだけに初期費用が膨らみがちです
製図用具を節約したい方はこちら⬇︎
模擬試験
模擬試験は必ず受けましょう
合格の確率を飛躍的に上げてくれます
④ 2級建築士合格までの流れ |2級建築士取得までに必要な学習期間は?
平均学習時間
合格までに必要な平均学習期間は以下の通りです⬇︎
※TAC調べ
学科・設計製図試験を合わせると約10ヶ月近くの期間を要します
2級建築士試験は長期的な学習継続が必要です
いつから学習を開始するのかが合格を目指すのに非常に重要なポイントです
試験ギリギリになって後悔しない様にしよう
試験日
試験日ですが、学科は7月、製図は9月に行われます
令和3年の試験日程⬇︎
遅くても1月中には勉強を開始する必要がある事が分かります。
資格学校に通う方の学習期間
通常資格学校でのスケジュールは主に学科が6ヶ月、製図は2ヶ月で組み立てられています。
資格学校の方針のスケジュール通りに学習を進めていけば問題ありません
総合資格学院のスケジュール⬇︎
通常コースでは、学科は1月、製図は7月スタート!!
どこの資格学院も同じ様なスケジュールです
独学の方の学習期間
独学の方は1月からでも問題ありませんが、独学だけにもっと早く学習を始める事をお勧めします
とくに社会人の方は仕事が忙しくなり学習まで手が回らなくなる事もあるかと思いますので余裕を持った計画が必要
独学者が早く学習を始めたい理由⬇︎
- 学科試験だけで考えても、6ヶ月で500時間確保するのに毎日平均2.7時間の学習が必要、1人でモチベーションを保てるか心配
- 学科試験終了後は製図試験まで2ヶ月しかないのでさらに学習時間を増やしていく必要がある
- 独学では理解出来ない箇所を人に聞けない為に時間的にも不利になる
以上の事を考えると、独学者が安心出来る学習期間を確保するのに学科・製図合わせて1年は欲しい所です
⑤ 2級建築士合格までの流れ | まずは学科試験の学習を開始しよう
学科試験の概要
学科試験は大きく4分野に分かれます
学科Ⅰ | 建築計画 25点 |
---|---|
学科Ⅱ | 建築法規 25点 |
学科Ⅲ | 建築構造 25点 |
学科Ⅳ | 建築施工 25点 |
それぞれ25点で合計が100点となります
各分野で60%以上正解して、なおかつ全体で、60%以上の得点ができれば学科試験に合格できます
全体で60%を超えても、1分野でも60%未満だと不合格になるので注意が必要です
※特に建築法規や建築構造は難しいので、苦手意識が芽生えても60点以上は得点出来る様に勉強する必要があります
学習の手順
学習の手順は
基本的に参考書を読み、過去問を繰り返すという一般的な資格対策と同じ手順になります
学科試験は5択のマークシート問題となります
正直、丸暗記問題がほとんどです
とにかく時間の許す限り過去問を解まくることで確実にレベルアップするので根気強く頑張りましょう
どの分野から始めるか?
どの分野から始めるかは人それぞれですが、初学者が脱落する可能性を下げるならば簡単な分野からスタートするのが良いでしょう
おすすめの順番⬇︎
- 学科Ⅰ【建築計画】
- 学習Ⅳ【建築施工】
- 学科Ⅲ 【建築構造】
- 学科Ⅱ 【建築法規】
①建築計画・②建築施工は丸暗記問題ばかりです
覚えるのに多少頭は使いますが
理解や読解か容易なのでまず始めるにはこの2分野から始めましょう
③建築計画は構造計算などの計算問題が出題されますので、計算嫌いな方は少々難しいこともあります
しかし、計算問題も2〜3問でほとんど丸暗記の問題が多いのでそんなに難しくはないといった印象です
④建築法規ですが、学科試験の中ではこちらが一番やっかいです
こちらの分野は【法令集】を持ち込んで、辞書を引くように探して答える試験になります
かなり珍しい形の試験で戸惑います
それに、スピードを要する試験なのでそこが難しい
どこに何が書いてあるのかをうっすらと覚えておくことがコツです!建築法規は慣れるしかありません
問題を確認して法令集で書いているページを素早く引き出す練習を何度も繰り返すことで慣れて徐々に慣れていきます
法令集は書き込みはNGだけど、ライン引きすることは可能です
事前に頻出問題の解答にラインを引くだけでもかなり時間を費やすので注意が必要です
⑥ 2級建築士合格までの流れ | 学科試験のおすすめテキストはコチラ
学科試験おすすめテキスト
独学者の方におすすめのテキストは大手資格学校のものが一番です
僕が今使うなら以下のテキストを使用します
参考書⬇︎
過去問題集⬇︎
法令集⬇︎
⑦ 2級建築士合格までの流れ | 学科試験前に大手資格学校の模試を利用しよう
学科試験の学習がすすめば模試を受けることをおすすめします
学科試験で模試を受けるメリット⬇︎
- 本番での時間配分がわかる
- 苦手分野がわかるので本番までに改善できる
- 無料模試有り
- 類似問題が本番で出題されることも
順に解説します
① 本番での時間配分がわかる
模試を受けることで、本番で必要なペース配分を肌感覚でつかむことが可能となります
特に”建築法規”では間違ったペース配分ですすめて失敗するケースも多いのです
② 苦手分野がわかるので本番までに改善できる
学習を重ねると得意分野が自然とでてくるものです
逆に、苦手な分野を放置しがちです
模試の結果を可視化することで苦手分野に取組むきっかけがつかめます
③ 無料模試有り
大手資格学校では無料模試を実施しています
なぜ無料なのか?
それは学科試験に受かった受験生に対して設計製図試験の講座をクロージングする為です
なので、無料だけど普通に有益な情報がかなり盛り込まれています
僕も無料模試を活用しました
あとから設計製図試験講座のクロージングされたけど普通に断りましたね
④ 本番で類似問題が出題されることも
本番で類似問題が出題されることはよくあります
その1問が合否を左右することになるかもしれませんので必ず受けましょう
模試の問題はやりっぱなしにせず、必ず復習しましょう
⑧ 2級建築士合格までの流れ | 少し早めに設計製図試験対策を始めよう
二級建築士の試験日のおさらいをします
- 学科試験日 : 令和3年7月4日
- 製図製図試験日 : 令和3年9月12日
その間2ヶ月しかありません
設計試験試験を2ヶ月で攻略するのは不可能
仕事で日常的に図面を書いている人ならなんとかなっても
素人が2ヶ月で設計製図試験をクリアするのはかなり無理があります
なので学科が終わる少し早めから図面に慣れていきましょう
おすすめは6月初旬からの開始です
3ヶ月確保できればかなり有利になります
僕もこのやり方でなんとか設計製図試験に合格することができました
その為には学科試験の勉強を早めに終わらせておく必要があります
模試を受けて合格が見えれば、設計製図対策も同時に行っていきましょう
⑨ 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】まずは模写から始めよう
設計製図対策はまず模写から始めましょう
模写とは?
図面を丸写ししていく作業になります
丸写しするだけなんですが、これが思ってる以上に大変です
僕が初めて模写に取り組んだ時は図面1枚完成させるのに13時間掛かりました
この模写を繰り返して最終的には4時間で図面を完成させられるスピードに持っていく必要があります
実際の図面はコチラ⬇︎
最終的には3ヶ月で30枚の図面を書きました
最初は13時間掛かっても2枚目は10時間、3枚目は9時間と書けば書くほど時間が短くなっていきます
大変ですがここは忍耐力が必要です
更に詳しい記事はコチラ⬇︎
設計製図の試験時間は?
二級建築士の設計製図試験の試験時間は5時間になります
時間配分は以下の通り⬇︎
- 答案用紙確認 ... 15分
- エスキス(プランニング) .45分
- 作図 ... 3時間50分
- 見直し ... 10分
合計 5時間
かなり長丁場の試験になります、作図が大半の時間を占め、かなりのスピードが要求されます
二級建築士試験は図面が完成さなければ必ず不合格となります
なんとしてでも4時間以内に書き終わるスピードを身につけましょう
⑩ 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】部分詳細図を練習しよう
模写が進めば部分詳細の練習が必要になります
部分詳細図とは?
部分詳細とは各部位の断面図を詳細に書いたものです
二級建築士試験で作図が求められるのは以下の3パターン⬇︎
- 軒先廻り
- 胴差廻り
- 基礎廻り
3パターンの中からどれか1つが出題されます
実際の図面はコチラ(軒先廻り)⬇︎
更に詳しい記事はコチラ⬇︎
部分詳細図の作図は二級建築士試験合格に必須の項目です
覚えることが盛りだくさんですが、なんとか踏ん張りましょう
①① 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】エスキス(プランニング力を高めよう)
作図力をアップさせる事は必須の作業です
しかし、二級建築士設計製図試験の本当の山場はエスキス(プランニング)にあります
そんな訳で、ある程度模写が進めばエスキス(プランニング)に力を入れていきましょう
エスキス(プランニング)とは?
エスキスとは作図を行う前に図面を1/4の縮尺で簡易的にプランニングする事です
実際に書いたエスキスの例⬇︎
エスキスのレベルアップのコツ
エスキス力をつけるには練習を繰り返すしかありません
おすすめはスキマ時間の活用し場所を選ばす練習しまくることです
スキマ時間の活用例⬇︎
- 通勤時間の電車の中
- 仕事中の休憩時間
- 移動中など
スキマ時間を使い、暇さえあれば常に間取りのことを考えましょう
設計製図課題の内容は毎年6月初旬に公表される
設計製図の課題は毎年変わり
毎年6月の初旬に公表されます
令和3年の課題はコチラ⬇︎
今年は「歯科治療併用住宅(鉄筋コンクリート造)」
なんとも難しい課題ですよね
独学の方は市販の設計製図課題で学習しましょう⬇︎
独学じゃ不安!という方は講座を検討しましょう⬇︎
①② 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】過去問を解きレベルアップを図ろう
過去問を使っての学習は非常に有益です
過去問が有益な理由⬇︎
- 全体の流れを一通りこなすことで本番に必要な力が備わったかどうか試せる
- 建築士試験合格までの難易度が肌感覚でわかる
- 今年の課題以外のプランにも触れることで思いつく間取りのバリエーションが増える
慣れてくれば、本番の試験と同じ様に問題を読む所からはじめて図面を仕上げるまで通しでやってみましょう
合格まであと一歩ですね
過去問は建築技術普及センターのホームページ上に公開されている⬇︎
なんと8年分が無料で学習できます、これを活用しない手はありません!
H28年の過去問を解説しました⬇︎
①③ 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】模試を受けよう
学科試験と同様に、設計製図試験も模試を受けましょう
設計製図試験で模試受けるメリット⬇︎
- 試験本番の緊張をやわらげられる
- 有料だけど安すぎる
- 類似問題が本番で出題されることも
順に解説します
① 試験本番の緊張を和らげられる
試験当日はやっぱり緊張します、緊張しすぎて時間配分が乱れてしまい失敗するケースもよくあります
模試を1回受ける事で緊張感をかなり緩和できます
他の受験者もわざわざお金を払って受けにくるだけあって、みんな本気で取組んでいます
その姿勢を感じ本番さながらの緊張感で臨むことが出来ました
この経験が合格につながったことは確かです
模試は大手資格学校のがおすすめ⬇︎
② 有料だけど安すぎる
模試の良いところはフィードバックがある点です
きっちり添削をして貰えるのでかなり有益です
③ 類似問題が本番で出題されることも
日建学院や総合資格学院は本気で合格者を輩出しようと模試を作っているので
本番で類似問題が出題されることが多いのです
類似問題が出題されればエスキスが容易となり、合格が2歩も3歩も近づきます
絶対必須で模試を受けましょう
①④ 2級建築士合格までの流れ | 【設計製図対策】試験日当日の注意事項
設計製図試験当日の注意事項
- 試験前日はよく眠る
- 製図道具が一式揃っているか確認する
- 腕時計の用意
- 受験票の確認
- 朝食をしっかりとる
- 会場には最低1時間以上前に到着する予定で家を出る
- 試験終盤に見直しをする時間を作る
順に解説します
① 試験前日はよく眠る
設計製図試験は5時間の長丁場になるので集中力が不可欠です
睡眠をおろそかにしていては全く集中できません
前日にできることなんて限られているのでさっさと眠りましょう
② 製図道具が一式揃っているか確認する
製図道具を忘れると致命的です、一式揃っているかしっかり確認しましょう
シャーペンや消しゴムは2本用意、製図板のネジが緩んでいないか確認しましょう
更に…『枕』の用意も重要です
枕とはこんな物⬇︎
通常製図板で図面を書くときは、製図板の脚を立て30°程度の角度を付けて書いていきます
しかし、試験会場では机の奥行きが狭くて角度をつけれない事があります
そんな時に『枕』を使用します
普段から枕を使い慣れておくことも重要です
③ 腕時計を用意する
「会場に時計が無い」というのはけっこう普通にあります
「スマホがあるから腕時計はしない」という方は忘れがちですので注意しましょう
④ 受験票の確認
受験票を忘れないようにしっかり持って出ましょう
万が一忘れても身分証明書があればなんとかなりますが
手続きや書類を書いたりしている間に試験時間が来てしまう事もありますので注意しましょう
⑤ 朝食をしっかりとる
当日試験時間は11時〜となり昼食を取ることができません
おなかがすき過ぎると困るし、試験直前に食べるのもの集中力が失われる恐れがあります
なので朝食をしっかり取って試験に臨みましょう
当日の試験時間⬇︎
⑥ 会場には最低1時間以上前に到着する予定で家を出る
当日に公共機関の遅れが発生することも考えられます
そうなった時誰も保証してくれません
「運が悪くて落ちた…」よりも
「運が悪かったけど合格した」となる様に早く家を出ましょう
⑦ 試験終盤に見直しの時間を作る
当日はどうしても緊張してしまいます
ボリュームも多いので普段ならしない様なうっかりミスをしてしまう恐れが高いのです
そんなミスも終盤の見直しで発見できれば結果オーライです
結果発表までが長い
二級建築士設計製図試験の合格発は3ヶ月後になります
見直しをしなければ、試験が終わった後に
あれこれ書き忘れたことを思い出して非常にやるせない気持ちになります
「自分は全力を出し切った」そう思える様にするには必ず見直しをしましょう
多少のミスは大丈夫
僕も試験当日は緊張感のあまりミスをしてしまいましたが
なんとか滑り込めました
どこまでのミスなら許されるか?
そこは謎ですが、多少のミスなら大丈夫です
時には大胆に手を動かしましょう
そして最終は必ずし見直しを忘れないようにしてください
2級建築士合格までの流れ | まとめ
以上、二級建築士取得までの流れ・勉強方法をまとめました
参考にして頂き、資格取得に役立てていただければ幸いです
2級建築士のメリット
二級建築士の合格は決して簡単ではなく、特に独学初学者にとってはかなり難関な資格です
でも、その分取得した後のリターン・メリットは多大なものがあります
僕は二級建築士を取って大きく人生が好転しました
僕の経歴⬇︎
そんな毎日から二級建築士を取得し、ホワイト企業に転職して幸せな毎日を手に入れることができたのです!
僕が資格取得で年収250万円アップした体験談はコチラ⬇︎
試験日まで学習は大変ですが、無事合格した後には『ほんとうに頑張って良かった!』
と言えるだけの価値のある資格です
- 勉強する気が出ない
- 合格までの道のりが遠くて不安
- そんな時もあるとは思いますが、二級建築士を目指した方はみんな体験してきている道なのでなんとか踏ん張り、頑張りましょう
最後に…
二級建築士の山場は設計製図試験です
「独学じゃ厳しい…」
「先が見えなくて挫折しそう…」
そんな方は講座の受講をおすすめします
「これで大丈夫なのか?」
という不安が常につきまといます
そんな不安を抱えながら学習を継続するのはかなりの忍耐力が必要になりますし
根本的に間違いに気づかなければそれが原因で不合格になってしまいますからね
昔とは違い、今は10万円以下の講座も出てきています
コスパを考えると設計製図試験については講座を受講するのが良いでしょう
設計製図講座は必ず、二級建築士合格の大きな助けになってくれます
以下の記事を参考にしてください
10万円以下のお得な二級建築士講座等をランキング形式でまとめました⬇︎