二級建築士を取得するとどんなメリットがあるの?『勉強を始めようか悩んでいるけど、どうせ時間を使うなら建築系の資格の中でも取得する意味の有る資格を取りたい。』

この様な方向けの記事になります。
この記事の内容⬇︎
- 2級建築士の取得はメリットが大きい!人生の安定に繋がります
- 二級建築士を取得する具体的なメリット
- 二級建築士から次にキャリアアップして年収をアップさせる事も出来る
筆者は2017年度の2級建築士試験に合格する事が出来ましたが、取得後その効果の絶大さを実感しています。建築系の仕事をしている方は絶対お勧めです。
2級建築士の取得はメリットが大きい!人生の安定に繋がります。

二級建築士は持っているだけで人生が安定する
二級建築士は費やす学習時間に対して取得するメリットが非常に大きい資格です、その内容を説明して行きます。
建築士の仕事内容
二級建築士は建築物の設計・設計監理・施工管理を業務として行える国家資格です。
その仕事内容は建築物の設計や施工監理が主な仕事です。なので建物の設計をしたいのであれば必須の資格になります。
設計をするならば主な就職先はゼネコン・ハウスメーカー・工務店などになります。
ハウスメーカーやゼネコンでは一級建築士や一級建築施工管理技士がいるので活かしきれない。
効果絶大だと言っていきなり反対意見を言ってしまいますが、正直言ってハウスメーカーやゼネコンであれば二級建築士はうようよ居ます。なので就職して二級建築士をふりかざしてもまったく通用しません。むしろ持っていて当たり前の状態です。
本当に活きるのは他業種
二級建築士の資格が本当に活きるのは他業種です。
具体的には...
・建築資材のメーカー、商社
・住宅設備機器メーカー、商社
・不動産販売会社
・不動産管理会社
・リフォーム会社
・メンテナンス会社
・行政書士事務所
この様な会社では二級建築士が在籍している会社が少ないので、非常に貴重な存在になります。
建物の設計をしている会社ではないので、持っていても本来なら意味はないのですが、ここに『二級建築士のブランド』的な空気が存在していて絶大な効果があります。
例えば、社員数50名の会社に二級建築士を持っている人があなた一人しか居なかったら持っているだけで仕事が出来る人、専門性を持っている人だと思って貰えます。

二級建築士を取得する具体的なメリット
具体的なメリットを挙げました、他業種での二級建築士の存在感を分かって貰えると思います。
顧客から信頼される。
取引先の方と名刺交換する時に二級建築士と書いてあれば信頼されるし、技術肌の偏屈な担当者であっても話を聞いてくれる様になる可能性が高い。
営業職でも大活躍できる、二級建築士と無資格者とでは信頼感が違います。同じ事を言っても納得感が全く変わってきます。
転職し易い。食いっぱぐれない。
転職に断然有利です。なぜなら住宅設備機器関係や建築資材関係の会社は数が相当多いからです。
参考で住宅設備機器メーカーランキングを載せましたが、これは上場企業レベルのほんの一例です。
この他にも建築業界はニッチなメーカーが多く、住宅に使われている資材で専門メーカーになっている会社が多く存在します⬇︎
- キッチンメーカー
- キッチンパネルメーカー
- レンジフードメーカー
- 人造大理石メーカー
- 給湯器メーカー
- 水栓金具メーカー
- 管材メーカー
- 外壁サイディングメーカー
- 屋根材メーカー
- 金物メーカー
- 材木メーカー
- 建具メーカー
- 防蟻薬剤メーカー
- 接着剤、シリコンメーカー
- 電動工具メーカー
- タイルメーカー
- エクステリアメーカー
- サッシメーカー
- インテリア(内装材)メーカー
- 塗料メーカー
- 介護用品メーカー
- 厨房機器メーカー
この様な会社が大企業から中小企業まで数限りなく存在します。
また、メーカーの数も多いですがそれ以上に建築資材の商社はもっと数が多いです。
この様な会社に転職しようと思った時は建築士の意力が発揮されます。
なので今の会社でリストラにあった時にも就職先の候補がたくさん存在していて安心です。
特に2017年辺りからは人材不足が顕著に現れていますので5〜6年前に比べて内定のハードルがかなり下がっています。
その様な状況で専門性を持った建築士なら書類審査の段階から好印象を持って貰えて、驚くくらい簡単に内定が貰う事が出来ます。
現に僕も2018年に転職活動をしましたが、書類審査が通った会社では6社中5社から内定を貰う事が出来ました。
二級建築士の取得後はホワイト会社への転職を狙おう⬇︎
地方公務員にもなれるチャンスが
安定感抜群の就職先である地方公務員になる道も有ります。役所には必ず建築課が存在していて技術職として地方公務員になるチャンスがあります。
しかも、超人気だけあり総合職であれば採用倍率30倍〜50倍なんて市町村も普通な所が、技術職の中途採用なら少し田舎の役所なら定員割れなんて話も普通にあります。
昇格が見込める。
建築資材を取り扱っていれば必ず施工方法の打ち合わせが発生します。その際には取引先の工事担当者や設計担当者と技術的な打ち合わせが発生しますが、この様な出番が回って来る事が非常に重要です。
ここで社内での株を上げれば一気に社内評価を獲得できます。打ち合わせといってもそんなに難しい事はそうそうありません。
それでも建築士として技術的な打ち合わせを重ねる事で経験や技術が身に付き、他の社員との差別化が図れます。
これが安定へと繋がります。たとえ会社でリストラが始まっても『あいつは、会社に必要だ』となり、リストラを回避出来ます。

二級建築士から次にキャリアアップして年収をアップさせる事も出来る
建築士として建築畑で生涯を過ごす事も良いでしょう。
日本は災害大国なので建築の需要はなかなか無くなりずらいと思います。
一級建築士を取得
建築業界の最高峰の資格です。難易度は一気に上がりますが、取得出来れば相当な安定が見込めます。
50代からの転職も普通に可能です。
僕の会社でも、一級建築士を持っていれば一般社員が70歳まで働くのが普通になっています。
また、設計する建物に限度が無くなりますので夢がある仕事をしたい方はお勧めです。
1級建築施工管理技士を取得
こちらの資格は現在需要がもっとも高まっています。建設業界の人材不足が顕著で、これからも人材不足は続いていくでしょう。
よく転職サイトで施工管理募集年収1,000万円などと見かけますがあれは本当の話です。
ただし、ゼネコンなどで大型ビルの監理技術者として現場の責任者を経験している方限定になります。
それでも嫌いでないなら目指す価値はあると思います。
まとめ
以上の内容から二級建築士は人生の安定をもたらしてくれて、非常に効果絶大な資格であると考えています。
どうせ時間を掛けるなら中途半端な資格よりも間違いなくお勧めです。
というわけで今回は以上になります。