宅地建物取引士

宅建士に受かる人の特徴5選 | 当てはまった人はかなり有利!

「資格取得したいけど、どうせ勉強するなら絶対合格して時間を無駄にしたくないな」

「宅地建物取引士受けてみようかな、難しいのかな?」

 

社会人で時間の無い中、資格取得(宅建士)を目指す方なら誰でもこんな思いを抱くものだと思います。

ただし、宅建士試験は毎年合格率15%前後の難関資格で、合格にはそれなりの適性や努力が必要です。

そこで

せっかくの時間を無駄にしない為に、宅地建物取引士試験に受かりやすい人の特徴についてまとめました。

これから宅建士を目指そうか、検討中の方は自分の適性が有るかどうかをチェックして宅建士を目指すかどうかの判断材料にしていただければと思います。

 

著者のプロフィール⬇︎

大手不動産会社に勤務、住宅業界歴13年の宅建士試験&建築士です。2018年度の宅建士試験に独学&一発合格をする

 

宅建士に合格する人の特徴① | マイホームを購入した事がある方

マイホームを購入した事がある方は非常に有利です。住宅を購入するに辺り、宅建士から重要事項説明を受けた事があるはず。

建ぺい率や容積率(土地に対して建物の大きさの制限)

用途地域(建てても良い建物の種類)

等の説明を受けているので、専門用語が出てきてもある程度何の話をしているのかが分かります。

これが全く無知の状態であれば単語の意味から調べ直す必要があり、理解度に差がでて結果合格するまでの総学習時間が大きく変わってきます。

ローンを組む際の税金の話なども出てきます。損したく無いと思い、あれこれしらべはず。マイホーム購入の為に色々頭を悩ませて考えてきた経験が全て資格取得に役に立つ訳です。

僕もマイホームを購入後に宅建士に合格しましたが、勉強中も不動産屋さんが言っていた事をあれこれ思い出しながら学習すると非常にはかどりました。

参考書に書いてある事を、実際にマイホームを購入した時に経験した事に当てはめてイメージする事で、簡単に頭に入ってくるんですね。

もちろん全てが当てはまる訳ではありませんが、普通では理解しにくい所がスッと頭に入ってきたりするので、かなりアドバンテージがあるかと思います。

 

宅建士に合格する人の特徴② | 住宅関連の仕事をしている方

不動産会社で働く人は当然有利ですが、それ以外にも

  • 不動産管理会社
  • 建設会社
  • リフォーム会社
  • 建築資材メーカー
  • 住宅設備機器メーカー
  • 建築資材卸売会社
  • 住宅関連メンテナンス会社
  • 住宅関連の施工会社

この辺りの会社で働く方は宅建士に受かりやすいでしょう。日常的に住宅関連の専門用語を使っているので過度なストレスが無く参考書を読み進められます。

また、学んだ知識が仕事で役につので仕事のスキルアップに繋がるメリットがあります。

宅建士は法律(民法)や住宅に関する様々な知識を広く網羅しているので、必ず学習した何かしらの知識が仕事のスキルアップに繋がります。

もし、あなたが営業職なら名刺に“宅地建物取引士”と書いてあるだけでも住宅の専門知識がある方だと認識されて信用されます。

住宅関連会社で働く人にとって宅建士は「そこそこの学習で合格できる」コスパの良い資格なんです。

「取得後にメリットがある」と感じながら学習するか、「なんとなく取得したい」と考えながら学習するのとでは学習意欲や集中力に大きな差が出ます。

なので、不動産会社に勤務する方はもちろん、住宅関連会社の方は宅建士取得に非常に向いています。

 

宅建士に合格する人の特徴③ | 低学歴&学習意欲が高い方

低学歴の方は以外と宅建士に向いているんです。僕もそうですが、知り合いにもけっこう偏差値の低い高校を出てたりする友人が居てますが宅建士を持っている事が多いです。

冒頭で宅建士は毎年の合格率が15%程で難関資格だと言いました。

とはいえ、宅建士はきっちり学習すれば誰でも”必ず”取得出来る資格なんです。

試験に落ちる人のほとんどは以下の様な方⬇︎

  • 途中で挫折しているけど試験代金を払ったのでいちよう受けに行く
  • 時間が足りなくて最後まで学習出来ずに試験日を迎えてしまいギリギリ落ちる
  • 会社から強制的に受けさせられいるけど、そもそもやる気が無い人

宅建士試験に落ちている人のほとんどはこんな方ばかりです。

逆に「絶対に合格したい」闘志を燃やして真剣に勉強した方は、だいたい受かります。しっかりと計画を立てて試験日に間に合様にレベルアップし、調整して努力してきた人は15%に入れる訳です。

低学歴者”にとってはこの宅地建物取引士試験の難易度が頑張れば受かるくらいのちょうど良い難易度なんですね。

そして転職せるにせよスキルアップとして取るにせよ生きていく上ですごく有利になるコスパの良い資格です。

それを分かっている人は一生懸命勉強して受かります。一生懸命勉強する人にとっては宅建士は簡単な資格なんです。

 

宅建士に受かる人の特徴④ | 自分を客観的に見て戦略を立てれる人

自分を客観的に見れるという事は宅建士試験を戦っていく上で非常に重要です。

宅建士試験は大きく分けて4つの分野から出題されます。

  • 権利関係(民法)  …売買、取引の争い事
  • 宅建業法…宅建士の知識
  • 法令上の制限…土地や建物の決まり事
  • 税・その他

それぞれの分野毎に点数配分や難易度が違いうので、効率よく勉強するにはどの分野をどのくらい勉強すれば良いかを考えながら学習する必要があります。

例えば“建物業法”“法令上の制限”についてはまる覚えでOKで過去問を繰り返し解けば必ず点数が取れる分野なので、時間を使い満点を目指す。

逆に“権利関係”についてはまる覚えではダメで、基本的知識は身につけた上で応用が必要になります。なのでソコソコであきらめる必要がある。

“税・その他”については基本まる覚えですが、出題範囲が広すぎるので重要な所を重点的に選択する必要がある。

この様にどの分野にどれくらい時間を使うか戦略を立てて行動する必要があります。

学習していくと分野ごとに好き嫌いが出てくるので、何も考えなければ知らず知らずに自分の好きな分野だけを重点的に学習しすぎてしまって、結果好きな範囲は満点だけど、総合点で少し足りなくて不合格になるケースがあります。

逆に日頃から学習する中で自分が今どの位置にいて、何が足りないのかを考えて足していく逆算思考ができる人は宅建士試験に合格できる可能性が高いと言えます。

 

宅建士に受かる人の特徴⑤ | 他にも複数の資格を持っている人

宅建士試験は国家試験の中でも難易度ソコソコの王道資格です。

宅建士試験の特徴⬇︎

  • 50問中およそ35点以上で合格出来る
  • マークシート方式4択問題
  • 出題範囲も広すぎず狭すぎず

この様な王道の資格の為、他の資格試験で成功している方は、同じ様な学習方法で進めて行けばそんなに苦労せずに受かる事が出来そうです。

僕も他に複数資格を保有していますが、宅建士試験は特に強いクセも無く、学習すればしただけ力が付く、勉強し易い資格かと思います。※唯一スピードを要する所が難しい(120分で50問、1問2分24秒)

そんな資格マスターの方は宅建士も取得し易いでしょう。

 

まとめ | 宅建士に受かりやすい人の特徴

宅建士試験は真剣に学習すれば必ず合格が出来る試験です。

そして、取得すれば不動産会社以外の会社員でも社会的信用が得られるので、掛かる労力に対してかなりコスパの高い資格です。

宅建士取得を迷われている方は是非目指す事をお勧めします。

【参考】独学じゃ不安な方向け⬇︎