こんにちは。タテオカです。
先日この様な動画を見ました
両学長が提唱する転職の為の新常識「軸ずらし転職」なる動画です。
両学長、いつも為になる動画をありがとうございます。
“軸ずらし転職”とは自分が働いている“業界”または“職種”どちらか1方を変えて転職し、既に持っているスキルを活かして働きながら給料アップとスキルアップを狙う非常にメリットだらけの転職方法です。
この手法を使って是非転職を成功させたい所です。
しかしながら、良いものだと頭ではわかっていてもなかなか行動に移せない方も多いのではないでしょうか?
僕も以前はその一人でした。やっぱり転職って不安だし、周りの反対とかがあればなかなか勇気が出ない。
忙しい仕事に必死になり、気がつけば数年が経ち、給料が安くても安いなりの質素な生活を送り、安い居酒屋でお会計の金額を気にしながら会社や上司のグチを言う。
そんなしょうもないサラリーマンになりさがっていた時期があります。
僕の場合は会社側から辞める様に追い込まれたり、嫁に転職をする様に迫られた為に転職する事ができたのですが…
そんな自発的で無い転職であっても”ずらし転職”をする事で人生が良い方向に変わりました。
この記事を読んでいるあなたはきっと今、仕事に悩んだり転職を迷っている方だと思います。
普通そんなにポンポン思い切って転職できないですよね?
そんな転職したくても動けないあなたに“ずらし転職”のメリット、実際にどう活かして年収をアップさせたか?実体験を元に詳しく掘り下げる記事を作りました。
著者のプロフィール⬇︎
ニート&ブラック企業勤務で人生を諦めていた所から立ち直り、2度のずらし転職で年収200万円アップと年間休日40日アップを達成
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初めてのずらし転職 | ずらしたポイントとメリット
僕は新卒で入社した大手ハウスメーカー系のリフォーム会社に営業職として入社し、3年で退職しました。
その当時、かなり長時間のブラック労働を課せられていて、更に飛び込み営業が主体である体育会系の社風になじめず、仕事が全くできない状態でした。
当時の僕の心は
- 将来の不安(いつ辞めさせられるかわからない)
- 毎週の会議で悪い成績を詰められる嫌さ
- 毎日ビリの営業成績が周ってくり回覧に印を押さなければいけない不甲斐なさ
そんな気持ちで潰れそうでした。
そんな会社から逃げる様に”ずらし転職”をした訳ですが、そんな状態からでも“ずらし転職”の効果は抜群にありました。
リフォーム業界から建材卸業界へ転職
新たに転職した会社は中小企業の建材卸会社です。主にリフォーム店や町のガス会社や電気屋さんに対してリフォーム商材を販売する仕事です。
同じ営業職でも前職では飛び込み営業が主体だったのに対し、今回の営業職はルート営業が主体でした。
人見知りの僕には毎日知らない人に飛び込み営業をかける事よりも、顔の知れた取引先の担当者の方とじっくり関係性を築いていける営業職のほうがストレスが少なくて済みました。
ずらし転職で得たメリット
ずらし転職で得る事ができる最も大きいメリットは、「前職の経験が活きる」という事が挙げられます。
具体的な例としては、建築資材を販売する先のリフォーム店の担当者の気持ちが手に取る様に分かるという事がすごく大きかったです。
営業で人に物を売るには相手がどんな事に困っているか?そこを改善してあげる提案ができるかが重要です。
僕の場合は前職でリフォームの飛び込み営業を経験していたので、リフォーム店等の販売店さんが日々営業活動をする中でどんな事で困っているのか?どんな対応をされると嬉しいのか?
それが分かるので、改善案をドンピシャで提案する事ができる訳です。ただ、特別な事をする必要はなくて
- 卸した商材が現場で収まるか
- 商品のカタログには書いていない細かな仕様の事や、カタログに書いてあるが意味がわからない部分を分かりやすい様に要約してあげる
- 問い合わせに対して出来るだけ早く回答してあげる事
この様なシンプルな事を”素早く対応してあげる”だけで販売店さんから感謝されて売上が簡単に上がっていくんです。
同僚や先輩にも同じ様な事をしている人が居てました。
しかし、やっぱり自分で訪問販売をして、飛び込み営業の厳しさや、ノルマを達成できなかった時の会社からのプレッシャーや不甲斐なさ。上司から「次の仕事探しといた方が良いぞ」という言葉を投げ捨てられた経験。
その様な生々しい体験をする事で本当に販売店さんの担当者が望んでいる事が分かり、対応のスピードであったりもう一歩踏み込んだ提案が出来る様になります。
僕は販売さんをがどんな事に困っているかを考え提案をし続けました。そして、気がつけば社内でトップ営業マンになっていたんです。
飛び込み営業をしていた人の気持ちは飛び込み営業をいていた人にしか分からないんです。
社内には僕より優秀そうな先輩や人見知りめせずにコミュニケーション能力が高くて営業向きの性格の上司など、明らかに僕よりも営業が向いている人がいましたが
そんな先輩達を差し置いて営業成績トップになれたのは“ずらし転職”が僕にアドバンテージを与えてくれたおかげです。
僕が前職で経験した飛び込み営業の辛さや契約できた時の嬉しさ等は実際にやった人にしか分からない、それを経験している事が何より貴重な経験となりました。
年収は横ばい
ちなみにこの時の年収は横ばいで変わらずでした。ここに関しては失敗したと思っています。
やはり年収の上がる転職をすべきです。
2度目のずらし転職 |ずらしたポイントとメリット
建築資材卸会社でトップ営業マンになり、毎日が充実したかに見えていましたが、現実はそんなに甘くはありませんでした。
所詮は中小企業のルート営業です。どれだけ売上を上げようともアップしたお給料は微々たるものでした。
最高で23ヶ月連続目標達成した事もありますが、その時もほとんど上がりませんでした。むしろ上司がその事に気付いてなかったんじゃないかと思っています。
そんな会社もあるんだなと改めて思いますね。
建築資材卸会社の営業から大手不動産管理会社の施工監理職に”ずらし転職”する
2度目の“ずらし転職”では大手ハウスメーカー系の不動産会社に転職する事になりました。新しい会社では自社が管理する賃貸物件の原状回復リフォームの施工管理が主な仕事内容です。
営業職から施工監理職に変わり、新卒で就職して以来、営業畑だった僕にとって大きく動いた転職でした。
前回の転職では逃げる様に転職をしたのですが、今回は年収アップの為の転職で厳選しました。
中小企業でしたがトップ営業マンだった実績とかリフォーム現場で経験を積んだ話をすると割と簡単に内定が決まりました。
“ずらし転職”は全く違う仕事をする訳ではないので転職する時も有利になります。
転職後、大手企業の洗礼を受ける
大手ハウスメーカー系の建設会社の施工監理職ともなると優秀な人も多く在籍しています。国立大学卒や早稲田、慶応の建築学部出身の方がゴロゴロ居て、そんな中何の後ろ盾も無いFラン大学しか出ていない僕は正直戸惑いました。
前職の中小企業ではそれなりに優秀な方で自分は出来る人間だと思っていましたが、それは完全に井の中の蛙でした。
営業職からの転職で施工監理の事はぼ無知の状態でしたので、自分としては分からない事は全部聞けば教えて貰えると思っていたのですが、みんな忙しいそうでなかなか上手く教えて貰えない。
下手な事を聞こうものらなら、そんな事も分からないのか?と怒られてしまうのでまずは自分で調べますが、分からない事が多すぎて聞くタイミングもなかなか見つからず仕事が先延ばしになりミスを犯してしまう事もしばしば。
また、仕事内容もなかなか興味が湧かない内容でした。賃貸物件の原状回復工事ばかりの仕事で創造性が全くなく、誰がやっても同じ結果にらなる様な仕事ばかり。そんな中「職人さんの指導に当たってくれ」と言われますが、正直何も指導できる様な知識もない。
それでも優秀な上司からの無言のプレッシャー、同僚からのマウントなど日々緊張状態が続きます。もう辞めたいな…そんな気持ちがどんどん強くなっていきました
状況が好転、ずらし転職のメリットが活かされた
しかし、そんな状況が好転します。
会社の方針で大掛かりなリノベーション物件を推進する動きが強くなったんですね。間取り変更や目をひくインテリアを設置し、家賃をアップさせるなどの工事の提案などが求められる様になりました。
前職で様々な建築商材を取扱っていた為に自分の今まで貯め込んできた得意分野を活かせるチャンスが舞い込んで来ました。
元々営業職からの“ずらし転職”で転職しているので、契約をまとめてくる営業マンが求めているスピード感であったり、求めている提案(目を引くけど安価にリフォームできる提案)がどの様なものなのか分かるので、様々な提案をする事が出来ました。
結果、売上アップに貢献する事が出来て徐々に会社で存在感を示せる様になっていきました。
最初は大手企業の洗礼を受けてどうしようもなかった訳ですが、慣れてくると徐々に上手く行くようになります。
年収200万円、年間休日35日以上アップを果たす
今回の転職では”ずらし転職”の甲斐がもあり、年収200万円アップ、年間休日数35日以上アップを果たす事ができました。
労働時給にすると約2倍となり、家族も喜び子供と触れ合う事が出来る時間もかなり増えました。
このコロナ渦の時代に時間とお金を両方手にする事が出来たのは大きな収穫です、まさに“ずらし転職”のおかげです。
まとめ〜ずらし転職のポイント〜
いかがでしたでしょうか?
今回は本当に経験した話を語ってきた訳で、一発逆転したとかも無く、あんまり面白い話ではなかったかもしれません。
しかし、転職なんてこんな地味なものだと思います。
地味だけど、僕みたいにブラック企業で地に落ちた状態から、次の会社では逆にその経験が活きてトップ営業マンになったり。
Fラン大学卒でたいした取り柄もない自分が、大企業の中でも徐々に活躍して年収をアップさせたり。
この様な事が”ずらし転職”では可能になります。
なので…“ずらし転職”は積極的に活用すべきというのが僕の結論です。
“ずらし転職”は“転職の難易度が下がる”だけでなく、“転職後に高いパフォーマンスを発揮”し、“転職市場での自分価値を高めていく”事が可能となるという、まさにメリットだらけの手法です。
もちろん、転職した初月から「給料が上がり、良い人ばっかりで人間関係が最高、毎日が楽しい」なんてことはそうそう起こるものではありませんが、僕みたいに徐々に良い方向に変わっていくことは確かです。
- 今の会社の給料が不満
- 転職したいけどなんとなく不安で動けない
- 毎日仕事はしているが同じ事の繰り返しでスキルアップも出来ないし給料もあがる見込みがない
こんな方は是非転職をおすすめします。年収をアップさせましょう。
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