転職・ブラック企業脱出

大企業VS中小企業どっちが幸せ?年収・格差など実体験から語ります。

就職するのは大企業か中小企業どちらが良いの?『失敗したくないから具体的な例を上げて教えてほしい』

この様な悩みをお持ちの方に向けて記事を書きました。

この記事の内容⬇︎

・社内営業が得意な(好きな)人は大企業向き。

・1匹狼タイプの人は中小企業向き。

・その他のメリット、デメリットまとめ。

・筆者のお勧めは中小企業。

筆者は新卒 → 大企業子会社 →  中小企業  →   大企業と転職を繰り返しました。その経験から分かった事を記事にします。

社内営業が得意な(好きな)人は大企業向き。

社内営業が得意な人は大企業向きと言えます。

もちろん、中小企業でも社内営業は必要ですが、大企業で上手くやっていく為には社内営業のスキルがかなり大きな割合を占めてきます

大企業の特徴は仕事が細分化されている所です。

例えば営業職であれば、中小企業の場合は会社運営の為の営業の全てが仕事になる場合がほとんどです。

しかし、大企業の場合は営業だけでも細分化されています。例えば大きく『新規開拓の営業・既設顧客のフォロー営業』に分かれていますが、その中でさらに『法人営業・一般の営業』などと細かく分かれています。

場合によっては売れ筋の『この商品だけを売る営業』をわざわざ作ったりもします。

その部署ごとに『主任・係長・課長・次長・部長』などに細分化され、自分の上司が居て、更に上司の上司がいて、更に上司の上司の上司が居ます。

完全にピラミッド型が形成されています。なので、何か新しい事をしようなどと考えても自分の上司は何の権限も持っていません。

自分の上司の上司の更に上の上司の決裁が必要になってきますので、『自分で考えたアイデアで色々な事をやっていきたい』と考える人は厳しい所があるでしょう。

この様な状況下で出世や給料アップを目指すには社内営業をしっかりとして、上へと引き上げて貰う動きが不可欠です。

同じ様な動きや能力であっても、社内営業が出来る人と出来ない人とでは社内評価がまったく違います。

なぜなら、直接の上司はあなたの現場での働きを見ているので評価してくれますが、最終的に出世を決めるのはその上司の上司の更に上の上司などになりますので結局は遠い存在の方から見てあなたの働きがどうなのかを分かって貰わなければ意味が無いからです。

じゃあどう社内営業すれば良いのか?

常にあなたの仕事っぷりをアピール&目立つ行動をする必要があります。

例えば...

・事務所で自信満々に大きな声で話す。

・偉い方と積極的にコミュニケーションを取る。

(エレベーターでたまたま会った1分の間に面白い話をする)

(自分は日々どのように考えて会社に貢献したいと考えているのか伝える。)

この様に常日頃から会社の上層部に対してアピールしていく姿勢が大切です。

また、タイミングも大事で上層部の方は基本いつも忙しいと考え、あまり人前でベラベラと話すのは避けたい所です。

あらゆる場面でコミュニケーションを取る機会を伺い、ここぞと言う時にはおもいっきりアピールする!

これが出来なければ現場であなたが有能に仕事をこなしていても、自分よりも能力が劣っている人の方が先に出世したりする事が起こります。

この流れを分かっていなければこの時に一気にやる気を失ってしまいます。

一見理不尽にも思えますが、上司も人間です、好き嫌いで選ぶ気持ちもわかりますし、そうなっているので変えようも無いのが現実です。

『上司は部下の事を平等に評価すべき』と私達は思いますが、はっきり言ってほぼ好き嫌いで選ばれます。

大企業へ行くならこの事を理解して行くべきです。

社内営業はお世辞ばかり言う事では無い。

社内営業と言ってもお世辞ばかり言うのが良いわけではありません。

最近ではむしろ逆効果になる可能性もあります。

思っても無い事を言っても向こうもバカでは無いので分かると思います。

『こいつ、思っても無いことばかり言いやがって』と思われたらアウトです。

基本は自分の小さなな成果を報告するスタイルがよい

基本は自分が日々現場で行っている事の報告が良いです。工夫して顧客を喜ばす事が出来たならそのアピールをする。こういった事をコツコツ行うのが良いです。

これは小さな事で構いません。小さな事でも雑談の様に『聞いて下さい』、『私はあなたの事を慕っていますよ』と言う雰囲気を作っていく事が大切です。

そうすればアドバイスも頂けると思います。

そのアドバイスを現場で取り入れて行き、成果が上がれば『部長のアドバイスを実行したら成果が上がりました』などと話す事で可愛いがられる様になっていきます。

この様に上層部の方とコミュニケーションを取っていくうちに自然と営業スキルも磨かれていく面もありますので、単純なゴマスリでは無くスキルアップの修行だと思いこなして行くけば成長していけるでしょう。

万年平社員になってしまうと人間的魅力も無くなってしまう。

大企業のデメリットとしては万年平社員になってしまうとスキルアップが望みにくい点にあります。

平社員の個人での裁量は非常に小さく、何か違う事をしようとすれば全て上司の許可が必要になる事が多い。

なので、万年平社員であれば同じ様な仕事を永遠に繰り返す事になりかねません。

その仕事はいずれAIやロボットに取って替えられるかもしれないと日々不安に思いながら過ごす事になる可能性があります。

やはり大企業で働くならばある程度出世を目指す動きをしていくべきです。

1匹狼タイプの人は中小企業向き

1匹狼タイプの方は中小企業へ行った方が方が無難です。

中小企業でも大企業と同様に社内営業も必要となってきますが、その必要性が大企業と比べるとかなり下がります。

やはり中小企業は人数も少なく、仕事が回るギリギリの人数でやっている場合が多いので、社内営業に時間をわわざわざ裂く人は少数派です。

また、部署も細かく分かれていませんので、営業は営業に関する事全ての事を任されます。個人での裁量の幅も多きく持たせて貰える。

なので自分がやりたい事をして成果を上げていく事ができて仕事のやる気や働く意味を見出し易いと言えます。

中小企業は1匹狼でも出世可能

中小企業は人数も限られていて上層部との距離が違いので、社内営業などに精を出さなくても自分の仕事をこなして実力を身につけて周りから認められれば自然と出世していける環境がある場合が多いです。

出世競争などせずに落ち着いて仕事がしたい方は向いています。

運が悪いと極端な職場環境になるケースも

場合によっては極端な職場である可能性もあります。

例えば...

・上層部が全て一族で占められている。

・出世しても役職名だけついて何の権限もない。

・強力な力を持った特定の上司がパワハラを横行させている。

・社員のほとんどがやる気がない。

・極端な考えの上司に毎日消耗させられる。

この様に中小企業は会社によって全く違う企業文化があります。

入社後に失敗しない様に、面接時に社員さんの態度や面接官の仕事感なども質問してどのような価値観を持った人が働いているのか確認する事も大切です。

ホームページがある会社は必ず確認しましょう。

その他のメリット、デメリットまとめ

最後にその他の意見もメリット・デメリットをまとめました。

大企業のメリット

・給料が良い

・年間休日が多い、残業も少なめ。

・社会的信用がアップする。

・ある程度の労働環境が守られている。

・出世が出来れば様々な経験を積んでいける。

・仕事が嫌なら部署移動も志願出来る。

同窓会で少し大きな顔ができる。

大企業のデメリット

・転勤がある。(全ての会社ではない)

・仕事が細分化されているので最初は責任のある仕事回って来ない。(成長しずらい)

・ピラミッド社会すぎて上司にまったく逆らえない。

・社会的責任(会社の名前を背負っている)がある為窮屈になりがち。

・車にGPSを付けられて監視される会社が増えてる。

・無駄な社員をたくさん抱えているので会社が傾いてきた時に大量リストラの候補にされる可能性が高い。

中小企業のメリット

・転勤が無い(全ての会社では無い)

・無理に社内営業をしなくても生き延びる事が可能。

・個人裁量があるので仕事の楽しを感じ易い。

・GPSなどの導入をする会社は少数派。

・社会的責任が小さいので割と自由がきく。

中小企業のデメリット

・社会的信用が低く見られる。

・給料が安い。(成果主義の会社以外)

・会社が潰れる可能性がある。

・部所移動などを志願できる環境が無い。(本当に嫌なら辞めるしかない)

筆者のお勧めは中小企業

私のお勧めはやはり自由な中小企業です。

色々な意味で縛りのきつい大企業は息が詰まる事もしばしば有ります。

終身雇用が約束された時代なら間違い無く大企業が良いでしょう、しかし現在の時代の流れが早い世の中では中小企業が良いと感じます。

お勧めの中小企業での働き方

お勧めの働き方は中小企業である程度のクオリティを保ちながら仕事をし、空いた時間で副業をして足して大企業並みの給料にしていく事です。

こうする事で中小企業のデメリットである安月給をカバーできます。

また、資格を取得する事もお勧めです。

資格取得で中小企業のデメリットである社会的信用性も補えます。

こういう働き方をする事で中小企業の最大のメリットである自由と大企業のメリットである社会的信用を勝ち取る事が出来ます。

また、給料以外の自分で稼ぐ力を身につける事が何より良い経験になります。

間違えても自由度の低い中小企業を掴んでしまう事は絶対に避けて下さいね。

まとめ

結局面接に受からなければ元も子もないので、まずは大企業、中小企業両方探していく事が大切です。

そして自由度の高い職場を探しましょう。

最後まで読んで頂きありがとうございました。