ち2020年2月13日にノーリツが希望退職者(リストラ)の人選を決定したと発表がありました。
最終789名の退職者が決定。
2019年11月27日の希望退職者募集のお知らせから約3か月が経過、その間社員の方は精神的にも辛い思いをされた事でしょう。
この記事では解雇させられた社員の方の特徴を分析しつつ、会社でリストラ候補者にならないための方法を考察しました。
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この記事の内容⬇︎
- 大手企業のリストラ(ノーリツ)|対象者の特徴から回避する方法を考察
- リストラの対象者を選考|職務面談という名の追い込みが開始される
- 辞めさせられた社員の特徴
- リストラを回避する方法を考察
- ノーリツは悪くない、会社を存続させる為には利益追求が必要
ノーリツには私の友人が在籍しています。彼の話を参考にしつつ、会社でリストラされない様に会社員生活を乗り切る方法について考えました。
大手企業のリストラ(ノーリツ)|対象者の特徴から回避する方法を考察
大手企業のリストラはおみやげが付く1,000万円+就職支援
リストラと言っても現在の日本の法律では簡単に人を辞めさせる事はできません。
なので、希望退職と言う名を使い人員削減を行います。
今回ノーリツでは約1人当たり1,000万円の退職金上乗せを付けて辞めてもらう事が確認出来ています。
ノーリツホームページから抜粋⬇︎
789名のリストラで80億の特別損失を計上すると発表しています。
本来の退職金にプラスアルファで1,000万円支給される事になりますので、かなりの大金が動いています。
更に、就職支援があるそうです。
子会社への再就職、それ以外に提携先への就職支援を斡旋してもらう事が可能です。
年収は下がるでしょうが、それなりに頑張れば再就職は可能ではないでしょうか。
大金を手にして新たな人生を歩むきっかけを掴み辞めていく人も出てくるでしょう。
リストラの対象者を選考|職務面談という名の追い込みが開始される
リストラ面談の流れ
社員はまず3種類に分けられます。
- 残って欲しい社員
- どちらでも良い社員
- 絶対辞めさせたい社員
残って欲しい社員⬇︎
当然ながら会社に残って欲しい社員はあの手この手で引き止められます。
「お前は対象外だ!」などと言って無理やり引き止めるケースもあるでしょう。
2,000万円以上の大金を手にして競合先に転職をする強者も出てくるでしょう。
そして、顧客を引っ張っていかれれば会社にとって大きな損失になります。
出来る社員をいかに引き止めるかは会社員とって大きな課題になります。
どちらでも良い社員
どちらでも良い社員は面談の内容もあっさりとしている様です。
辞めるも辞めないも本人次第。
ただし、残りたくても一旦は考えると言う方が良い場合もある様です。
会社にしがみついていると思われると思われると今後の査定に悪影響だからです。
「新たな事を始めるチャンスでもあるので、考える時間を下さい。」
残りたくても、あえてこの様に発言して自立した社員である事をアピールする事も大切です。
絶対辞めさせたい社員
絶対辞めさせたい社員は徹底的に叩かれます。
職務面談はまず「あなたに与えられる仕事はもう無い」からスタートします。
何十年も務めていた会社からこの様に言われれば精神的にもかなりの苦痛を味う事になるでしょう。
そして、第2段のリストラを匂わせて、今辞めるのが一番得だと言われ誘導されます。
「こんな高待遇で辞められるチャンスは今しかないぞ!!」
「残ってもまた定期的にリストラがあるだろうからその時にはもっと粗悪な待遇でしか辞めれないぞ!!」
と言われれば、よほど精神力の有る方でなければ辞めようかな...と思うでしょう。
退職を拒めば面談は毎週続きます、あくまでも面談なので拒否すれば職務怠慢とみなされます。
この様な圧迫面談を耐え抜かないとリストラは免れる事は出来ません。
また、強い精神力を持って毎週行われる面談を耐え抜いても最初的には誓約を宣言させられます。
主な宣言内容⬇︎
- 今後どうやって会社に貢献するか
- 貢献出来なかった場合はどう責任を取るのか
こんな宣言をしてまでやっていける自信のある方はそもそもリストラ候補には上がってこないでしょう。
辞めさせられた社員の特徴
残留出来なかった(辞めさせられた)社員の特徴について学び今後に活かしましょう。
営業マンはそこそこ下位でも許される。
数字を挙げてこれない営業マンは普段の会社からの当たりはキツイものの、リストラ候補からは免れているケースが多い様です。
厳しいのは営業から外された業務関係の男性社員
業務関係の男性社員はもともと新卒で総合職で入社して、営業からスタートしたものの仕事が出来なくて仕方なしに業務に回されているケースがしばしばあります。
彼らの日中行っている仕事はパソコンの前に居座り発注を受けたり、電話対応をしたりと単調な仕事が多いのが特徴です。
モチベーションも低く、同じ様な仕事をしながら何年も過ごしている場合が多いのでスキルが身に付かずに年齢だけが上がっていく為に非常にリストラ候補になり易いです。
正直言って事務系の仕事はおっさんがやるよりも若い女性社員がやったほうが頭の回転も早くて仕事が回るし、電話対応の顧客満足度も断然良いです。それで給料を低く抑えれる訳ですから会社側としては辞めてもらいたい候補に上がってしまうのは必然です。
工場勤務社員
ノーリツの工場は中国に進出している分野もありますが、今回リストラと一緒に行われる住設機器分野の撤退に関係する工場は日本にあります。
よほど技術力を持った社員でない限り工場の勤務員は当然ながらリストラされる事になります
リストラを回避する方法を考察
リストラ候補を回避するには優秀な成績を収める事までは難しいにしても、最低限会社に「足を引っ張っている」と思わせない様にする必要があります。
言われた事だけやるのはNG
これからは言われた事しか出来ない社員はリストラ候補になります。
ひと昔前では言われた事をきっちりこなしていればそれなりに生き残れた時代もありました。
しかし、会社の体力が無くなってきて終身雇用が崩壊た現代社会では、いちいち指示を出さなければ動けない社員は使いづらい社員という位置づけになってしまいました。
たとえ面白くない仕事が回ってきたとしても、自分なりに工夫して会社に貢献していく姿勢が大切です。
業務社員でも残留出来る社員の特徴
取引先に対しての行動⬇︎
- 顧客からの問い合わせに対し、出来る限り素早く回答する
- 問い合わせに対して回答するだけでなく、今後必要になりそうな情報を予測して教えてあげる
- 余裕のある時は軽い世間話をして気軽に問い合わせが出来る様に気を使ってあげる
この様な行動をとっていれば徐々に顧客から指名で電話が入る様になっていきます。
更にコミュニケーションを取っていけば自分のファンを作る事が出来る様になります。
そうなれば、リストラが始まった時に「今度うちの部長が御社を訪問するから、その時に僕が頑張ってくれていると伝えて頂けませんか?」とお願いする事も可能になります。
部長や上役の方からすれば、顧客から信頼の声が聞こえてくる社員と何も聞こえてこない社員のどちらをリストラ候補にするかは明白です。
社内に対しての行動⬇︎
- 営業社員と一体になり共に努力をする姿勢のある社員
- 営業が仕掛けている案件に対して技術的な指導やアドバイスをしている社員
- 社内営業が得意な方、部長クラスからいつも相談を受けている様な社員
- 経営陣に技術的な指導を意見出来る上役の下に付いてイエスマンになる
社内でいかに立ち振る舞えるかどうかによりリストラ候補から免れられるかどうかが決まります。
営業が仕掛けようとしている案件に対して日常的に技術的なアドバイスを接客的に行っている、また営業からも頼られている様な方は居なくなれば困る方が居てる訳ですからリストラ候補になりずらくなります。
また、会社の経営陣に対して技術的な指導を行なっている様な凄腕の技術者の下に付いてイエスマンになり、信用を得る事もおすすめです。いざという時には守ってくれます。
過去の実績にしがみつくな
過去の実績にしがみ付くのは辞めましょう。
昔活躍していた事をいつまでも引き合いに出していても全く成長は出来ません。
営業を外された年配の社員に「俺の若い頃はもっと頑張っていた」などとウンチクを言う様な方が居てますが、こういう方が一番リストラ候補になります。
昔の話よりも、今現在活躍できているか?
今現在お荷物社員になっていないか?
という事を考えましょう。
毎日自分がしている仕事内容を見つめ直してみましょう。
その仕事っぷりが、『年齢ばかり上がって給料もあがっているけどまともな仕事を出来ていない、女の子の新入社員を雇った方がよっぽどコスパが良い』という様な状況であればリストラされる日は近いかもしれますせん。
仕事のストレスや不安を解消したい方はこちらの記事もご覧ください⬇︎
ノーリツは悪くない、会社を存続させる為には利益追求が必要
黒字リストラも当たり前の時代がやってきた
今期ノーリツの決算は黒字でした。
実質明らかなリストラであるのに希望退職と言う名を使って社員を辞めさせている悪い会社だと言う見方が出来ますが、そう考えるのはナンセンスです。
なぜなら会社は利益追求をして会社を尊属させる必要があるからです。
赤字に転落する前に『不採算事業を撤退+全く役に立たない社員をカット』する事により会社の赤字を防ぎ株主の財産を守ったとの見方もできますし、更に手遅れになる前に動く事でリストラする人数も最小限に抑える事が出来たと思います。
手厚い退職支援を実施
やむ追えずにリストラした方々に関しては退職金1,000万円の上乗せ+就職支援でかなり手厚い支援が施されています。
タイミングが悪ければ(赤字を出してからでは)ここまで良い待遇を貰う事は出来なかったでしょう。
それにリストラに遭ったのは会社にしがみつくだけで会社に利益をもたらす事が出来なかった本人にも責任があります。
ブランドイメージの低下を防ぐ最良のタイミングを選択
リストラによって懸念される企業のブランドイメージ低下に関しても2019年は他の名だたる大企業が軒並み黒字リストラをしている中ですので、流れに乗る事でブランドイメージダウンを最小限に抑える事に成功しています。
様々なケースを想定してリストラに遭った方々・残された社員・株主にとって最良の選択をしたと考えられます。
そう考えればノーリツは全く悪い会社じゃありませんし、むしろしっかりタイミングを見極める事が出来る賢い企業だと思います。
ノーリツの未来は明るいと感じています。
まとめ
ノーリツの例を参考に私達がリストラに遭わなくする為の方法を解説しました。
リストラは会社だけが悪いのではありません、日本社会全体が衰退しているので資本主義の性質上仕方ない所もあります。
リストラに遭わない為に私達が出来る事は過去の実績にしがみつかずに会社に利益をもたらす事です。
少々厳しい世の中ですが、まだまだ日本経済は人手不足です。
それなりにスキルがあれば年齢に関わらず転職出来る時代です。
なので、悲観せずに前向きに生きましょう。
というわけで今回は以上です。参考になれば幸いです。
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