宅建士試験っていつまでに始めれば間に合うの?
宅建士は年々難しくなっているって聞くし
独学じゃちょっと不安…
こんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
結論、独学でも宅建士試験は合格可能です。
しかしながら、合格したいのであれば独学者は余裕のあるスケジュールを立ててじっくり学習する事が大切です。
そんな訳で、現役の宅建士&建築士の僕が独学で宅建士を目指す方に最適な合格までのスケジュールをお伝えします。
更に、独学者が効率的に合格率を上げる方法についても解説します。
H30年度宅建士を独学&一発で合格 | 住宅関連の業界歴15年の宅建士&建築士です
この記事の内容⬇︎
【独学で宅建士を取得】安心できるスケジュールの立て方を徹底解説
宅建士試験 | 学習開始の適切な時期は?
宅建士試験に合格するには、結論遅くとも5月中旬に開始するのが望ましいです。
試験日は毎年10月の第2日曜日に行われます。
その間約5ヶ月
5ヶ月あれば安心して試験に臨む事ができます。
これかなり重要です。
よく宅建士の資格学校や宅建士のブログに総学習時間300時間、2〜3ヶ月で取得可能と書かれているのを見かけますが
2〜3ヶ月だとかなりキツくて、毎日3時間以上の学習が必須です。
仕事や子育てをしている社会人の方だと、もし…
- 子供が熱を出して看病が必要になった
- 仕事でトラブルが起こり対応に追われて長時間残業をした
- 急な接待が入り準備に追われた
この様な事が起こって1日勉強できない日ができてしまうと、次の日は6時間勉強する必要がでてきます。
そうなるとだんだん追い詰められて
来年にしようか?と諦めモードに入ってしまいます。
そうならないように余裕を持って5ヶ月は見ておくスケジュールを立てましょう。
各分野のスケジューリングを立てて勉強しよう
宅建士試験の出題範囲は大きく分けて各4分野にわかれます。
宅建士試験分野⬇︎
- 宅建業法(20問)
- 権利関係(14問)
- 法令上の制限(8問)
- 税・その他(8問)
まずはこの各分野をじっくり1ヶ月ずつこなし4ヶ月で一通り全ての学習を終えましょう。
そして、残りの1ヶ月で総復習をして仕上げる。
この様なスケジューリングで望めば安心して、試験に間に合わせることができるでしょう。
月別スケジュール⬇︎
スケジュールを立てて、学習ペースを守る事が肝心です。
問題集・過去問は3回繰り返してべしよう
宅建士の問題集・過去問は必ず3回繰り返しましょう。
なぜなら1回や2回では記憶する事が難しいからです。
僕も問題集・過去問を3回繰り返して覚えました。
1回目よりも2回目、3回目と重ねる度に記憶に定着して自信に繋がっていきました。
3回もやるの?大変なんじゃ?と思いますが
以外とそうでもありません。
なぜなら、1回目は時間が掛かりますが
2回目では半分の時間で
3回目は1回目の時の1/4の時間で学習を進める事ができます。
なので、一通り学習を終えた後は意外とすんなり学習がはかどっていきます。
1回や2回では記憶になかなか残りません。
宅建士試験に合格するには必ず3回繰り返して学習しましょう。
宅建士は独学で取得できるの?
宅建士は独学で取得できる
宅建士試験は独学で合格可能です。
なぜなら、宅建士試験は過去問とほぼ同じ内容の問題が繰り返し出題さる試験だからです。
たとえ記憶力に自信が無くても繰り返して問題や過去問を解く事で確実にレベルアップできます。
僕も宅建士試験に独学で合格しましたが、Fラン大学出身で学生時代ロクに勉強もしてこないで全然記憶力もありませんでした。
そんな僕でも、繰り返し問題を解くと自然と頭に入ってくる感覚が持てました。
なので、宅建士は誰でもコツコツ勉強する事で確実に合格する事ができる資格だと断言できます。
もしかすると、ここまで読み進めて頂いた方の中には「参考書を見たけど内容が難しいすぎて、全く頭に入って来なかった、やっぱり独学じゃ厳しいのでは?」
そんな疑問や不安をお持ちの方も居るかもしれません。
しかし、そんな方でも大丈夫です。
最初はあまり理解できなくても繰り返し参考書を読んだり、繰り返し問題を解く事で徐々にわかっていきます。
最初の1回目は40%くらいの理解でも2回目は60%くらい理解できます。3回目だと80%という具合にどんどん理解が深まります。
ちなみに、宅建士試験で100%の理解は不要です。試験問題自体がマークシートで解きやすいですし、3割は間違えても合格ができるからです。
完璧に理解する事は難しくても、合格レベルまで達する事はそれ程難しい事では無いのです。
という訳で、宅建士は独学でも十分合格を狙える試験です。迷っている方は、迷う時間がもったいないのでとにかく学習を開始しましょう。
資格の難易度は中くらい
宅建士の難易度は様々な国家資格の中でも中位だといわれています。
代表的な資格と比べてみましょう。
宅建士より難しい資格⬇︎
- マンション管理士
- 2級建築士
- 行政書士
宅建士より優しい資格⬇︎
- 管理業務主任者
- 福祉住環境コーディネーター2級
- 賃貸不動産経営管理士
宅建士と同じくらいの資格⬇︎
- ファイナンシャルプランナー2級
- 日商簿記検定2級
- インテリアコーディネーター
この様に難易度としては中位に位置する宅建士です。
宅建士はしっかり準備すれば必ず取得できる資格です。
必要勉強時間は約300時間
宅建士に必要な勉強時間は約300時間と言われています。
試験日迄に最低300時間の勉強時間を確保できる様に動きましょう。
学習を始めるのが遅くなってしまい、300時間を確保できないまま試験を受けると、あと数問で落ちてしまう事がよくあります。
宅建士試験は50点満点でおよそ35点以上で合格の試験です。その試験で33点〜34点で落ちっしまった時の「やるせなさ」は誰もが味わいたくない経験でしょう。
でも、こんな人いっぱい居てますので注意してください。
独学で成功率を上げる方法
模試を受けると合格率が上がる
独学者は大手資格学校の主催する模試を受けると合格率がグッと上がります。正直受けてない人はかなり損しています。
なぜそんなに模試がよいのか?
- 独学者じゃ得られない情報が手に入る
- 試験のスピードに慣れられる
- 類似また、まったく同じ問題が出る事がよくある
順番に解説します。
①独学じゃ得られない情報が手に入る
宅建士は法律がよく絡む試験です。その法律は毎年少しずつ法改正される事が多いのです。
独学者にとっては法改正の問題なんて全くわからないのが普通です。その年のできたてホヤホヤの法改正後の問題なんで参考書に載っているわけがないので、これが来たら独学者はもうお手上げ状態になるんですね。
しかし、模試を受けると資格学校が法改正に対応した問題を出してくれます。
しかも、きっちり【法改正のポイント】というみだしを付けて、分かりやすく解説してくれます。
これで他の受験生が分からない問題を1〜2問正解できて、模試を受けていない受験生に差をつけられるのです。
1〜2点をあなどってはいけません。
宅建士試験は簡単な問題と難しい問題が、混在しています。
合格に必要な35点のうち30点は割と簡単に回答できるんです。残りのあと5点をいかに得点するかが“勝負どころ“です。
この1〜2点が合格を左右するポイントなのです。
試験のスピードに慣れられる
試験のスピードに慣れる事は重要です。
なぜなら、宅建士試験は50問を120分で回答する非常にスピードを要する試験だからです。
要するに。1問あたりに使える所要時間は2分24秒です。
かなりスピーディーに答えていかなければなりません。
僕も宅建士に合格しましたが、模試を受けたとき時間が足りなくてかなり焦りました。
その経験を活かすことで本番では時間をかなり意識する事で焦りを無くして冷静に試験に取り組む事ができました。
模試をうけていなかったら本番で時間が足りなくて焦りミスを犯していたでしょう。
模試の威力は絶大です。
③類似また、まったく同じ問題が出る事がよくある
模試を受けて、本番でまったく同じ問題が出題される事がよくあります。
そんなラッキーな事がほんとにあるの?と思いますが、ほんとです。
なぜなら、模試を主催している大手資格学校は宅建士試験を研究し尽しているからです。
そして、予想問題を的中させる事にかなり意欲的です。
資格学校は予想問題を的中させたことを実績として、受講を検討している受講生にクロージングを掛けるんです。
「うちの学校に入っていただければ絶対大丈夫です。直前模試でも〜問も予想問題を的中させました。うちなら出題される可能性の高い問題を効率的に学ぶ事ができますよ」
この様に大手資格学校はクロージングの後押しにする為に予想問題には力を入れています。
この類似問題で2〜3点得する事も多く合格にかなり大きな後押しになります。
なので、模試は絶対に受けたほうが良いです。
模試って高いんじゃ?どこで受けるの?
と思う方もいらっしゃると思いますので参考にリンク付けておきます。
日建学院 | 5,500 円
TAC | 3,900 円
普通に安いです。コスパ良すぎ!
独学で宅建士試験に受かるスケジューリング方法〜まとめ〜
ここまで読み進めて頂いた方はかなり宅建士試験に意欲的な方だと思います。
資格ひとつで人生は大きく変わります。諦めずに頑張りましょう。
ちなみに近年は通信講座がかなり有益です。独学並みの料金設定で受講可能なのでよかったら覗いて下さい。
※実質無料の講座有り