転職・ブラック企業脱出

ブラック企業で働くメリットを解説!ホワイト企業で得られない経験が出来る。

入社した会社がブラック企業だった。毎朝起きるのが辛い。仕事・食事・睡眠以外何もしていないし、何かをする気力も持て無い。

辞めたいけど特にスキルもないし、早期退職すれば余計に悪い条件でしか働けないかもしれない。

この様な方向けに記事を書きました。

筆者はニート→ブラック企業→グレー企業→ホワイト企業とキャリアを重ねました。その経験から、現在ブラック企業で働く方に、悩むだけでなくブラック企業で働く事のメリットを感じて前向きに働いて頂きたく記事を書きました。

 

ブラック企業で働く事で強いメンタルが手に入る

ブラック企業で働くメリットに『強いメンタルが身につく』という事があります。

ブラック企業で働いて強いメンタルが身につけば、今後の人生で多少つまずく事があっても『あの時よりはマシだ』と思う事が出来てストレスを跳ね返す事が出来るからです。

私が当時新卒で入社した会社が某ハウスメーカーのリフォーム部門の営業で、かなりブラックでした。

ブラック企業の定義は色々あると思いますが、今思い返してもかなりしんどかったです。

まず、営業のプレッシャーが半端なかったです。会議の度に『ノルマは最低限の仕事だ、これを達成出来ない奴は居るだけで迷惑になる!』『次の仕事探しとけ!』『営業向いてないから辞めた方がいいで!』などの言葉を毎回の様に浴びせられました。

そしてお客様からのクレームも多いし、対処方法を先輩に伺うと『そんな事もわからないのか!バカに教えても時間が無駄になる』と嫌味を言われるのと罵倒される毎日でした。

なので、先輩に気軽に質問する事も出来ない環境で、わからない事を自分で調べていると自然に長時間労働になって行きました。

ある1人の上司に『仕事を教えて欲しかったら朝7時に出てこい!』と言われて朝5時半起きで通勤していた時期もあります。

常に寝不足気味で、休みの日は疲れて起床するのも昼を過ぎてからなので仕事以外何もしてませんでした。

そんな労働環境でしたので、毎日の様に来月は無職になるかもしれないと不安を感じていました。

同期が10名居ましたが、1年後には5名退職。3年後には1名しか残っていませんでした。

『この様劣悪な労働環境なら辞めれば良いのに』と思う方も居るでしょうが、当時新卒で入社した時点で他の会社の人がどんな働きを方をしているのか分からなかったので辞めるという発想がありませんでした。

『ここで仕事を投げ出したらこれからの将来何をやっても中途半端な人生になる』

『3年は働かないと忍耐力が無いと思われて次の就職先が見つからない』

そんな誰かも分からない人が言っている噂を信じて労働しました。

そして、最終的には寝不足と疲れで注意力が散漫になり、交通事故を連続で起こした事が原因で自主退職させられました。

この様な最悪な新社会人生活を送ったおかげで、その当時は人生について絶望と不安しか感じていませんでした。

しかし、今になってはこの経験のおかげで『強いメンタルを手にする事が出来た』と実感しています。

ブラック企業→ホワイト企業へ行けば自然と仕事が出来る体質が身に付いている。

この様な劣悪な環境で働いた経験をしてからホワイト企業に行けば、どんな仕事を任されてもストレスを感じ無い体質になっている自分に気がつくはずです。

ちょっとやそっとじゃへこたれない精神力が身に付いているからです。

また、自然と仕事が出来る体質に変わっています。

具体的には⬇︎

①行動力が付いている。

残業を恐れなくなっているので、先輩からちょっとめんどくさい仕事を振られても一つ返事ですぐに行動出来る様になっています。

→結果、先輩や上司から可愛がられる様になります。

②先輩からの指示やアドバイスを出来るだけ1回で理解しようになる。

怒られるのが嫌なので、先輩からの指示やアドバイスを受ければ1回で理解しようとするだけでなく、言葉の裏の意図まで汲み取ろうとする事が身体に染みついています。

→結果、先輩や上司から仕事が早い、理解力があると思って貰えます。

③怒られても落ち込まなくなる。

怒られても落ち込まなくなります。ホワイト企業に行けば怒鳴られる事なんてめったにありませんから。たまに怒られても落ち込む所か、むしろ叱って頂く事で『仕事の落ち度を教えて頂いてありがとうございます』と感謝する様になります。

→結果、様々な出来事を前向きに捉えるようになり。ストレスが無くなります。

④仕事が出来ない人を見てもイライラしなくなる。

ブラック企業で働いていると心がすさむので『俺の方が有能だ』などとすぐに人て比べて自分が優位に立っていると証明したくなったり、『あの人は仕事が出来ない』などと言って人を批判しがちになります。そこからホワイト企業に行けば、心に余裕が出来て明らかに自分より仕事が出来ない人を見ても許せるようになります。

→結果、社内外で人間的な信用を得られて人気者になれます。

以上の様にブラック企業→ホワイト企業へ転職した時のメリットは大きいです。

なので、今ブラック企業に入社してしまった方は長い人生の中の修行期間だと思い、一定期間は必死で頑張って見る事は間違いなく今後に活きる経験となるでしょう。

ホワイト企業のデメリット

長期視点で見れば間違いなくホワイト企業で働くメリットが大きいですが、いきなりホワイト企業へ就職してしまうと環境が良すぎて成長が出来ない可能性があります。

ホワイト企業では働き手の労働環境の事を考えて、常に過重労働になっていないか、残業のし過ぎはないかという事に対して会社が配慮をしてくれています。

また、大企業などに就職すれば仕事内容が細分化されていますので、会社として運営している大きな事業の中のほんの強いさな部分の仕事しか回ってこない可能性があります。

たいして工夫する余地の無い仕事を何年も続けていたら当然成長もしません。働く事の厳しさが分からないまま長年時が経てば当然市場価値の低い人材になってしまいます。

最近では特に大企業の大規模なリストラが増えています。

大企業はみずから大した仕事を与えずに仕事の出来ない社員を量産して、年齢が45歳くらいを超えてからクビを切っているのですから酷い物です。

その点ブラック企業経験者は『いつ会社都合でクビになるか分からない』という視点を持って過ごす事が出来るのでリスク管理が出来ます。

ブラック企業よりも辛いのはニート

私はとある事情でニートになってしまった経験がありますが、ブラック企業で働く事よりもニートが1番辛かったです。

ニートの辛いポイント⬇︎

・『誰からも必要とされていない』と言う気持ちになる。

・全ての事を否定的に考えてしまう。

・平日に出歩くと、人とすれ違うだけでニートだと思われてるんじゃないか?と卑屈になる。

・こんな息子を持って悲しんでいるかと思うと親の顔を見れない。

という訳でニートになるのは辞めましょう。

特にブラック企業で身も心も打ちのめされてからニートになるのは危険です。

自分は本当に価値のない人間の様に思えてきてしまい、立ち直れなくなる可能性があります。

ブラック企業を辞める時は、必ず辞める前に次の職を探してから辞めましょう。

まとめ

私自身の経験から、ブラック企業での経験は今後の人生において間違いなくプラスに活きていくと確信しています。

現在ブラック企業で働いている方は修行だと思い精一杯頑張ってみましょう。

そしてホワイト企業に移りストレスの無い生活を手に入れましょう。