リフォーム関連

リフォーム業者によってなぜ値段が大きく違うの?安い&信頼できる業者の選び方を解説します。

リフォームを考えているけど、どこの業者に頼むのが良いんだろう?『近所の工務店や家電量販店、ハウスメーカー、チラシも入ってるけど金額がなぜこんなに違うのだろう、安くて手抜き工事をしない業者とか見分けられるんだろうか。』

この様な方向けの記事になります。

本記事の内容⬇︎

・工事内容によって業者選定をしよう。

・簡易なリフォーム工事にお勧めの業者。

・激安店から見積を入手して、それを元に他の工事店を探そう。

・大規模リフォームにお勧めの業者。

・ハウスメーカーが高い理由を解説

筆者はリフォーム業界で13年働いている建築士&宅建士です。その経験から信憑性のある話しを提供していきます。

工事内容によって業者選定をしよう

この記事を見て頂いている方はおそらく出来るだけリフォーム費用を安く抑えたいと考えている方達だと思います。そんな方に向けて業者選定をしていく方法を解説します。

しかし、ただ安いだけの業者は危険です。工事の内容によってとにかく安さを追求する工事と、ある程度費用を出して信頼出来る業者に頼む工事を分けて考えていく事が大切です。

簡易なリフォーム工事にお勧めな会社

簡易な工事⬇︎

トイレ交換 洗面台交換 安価なキッチンの入替 ユニットバス交換 クロス貼替 フロアー貼替 照明交換 手すり取付 ペアガラスに交換 玄関ドア交換 建具交換 等

この辺りの簡易な工事で安く上げたいのであれば、まずチラシをよくバラまいている激安リフォーム店に見積もりを依頼しましょう。

激安チラシの例⬇︎

キッチン定価の65%off、施工費16万などかなりお買い得にチラシを打っています。

『こんな値段で本当にリフォームできるの?』と思うかもしれませんが、大丈夫です。

まず、分かりやすくする為にキッチンの定価が100万円だと想定しましょう。65%offなのでお客さんへの販売価格は35万円です。

そしてリフォーム店はこのキッチンをメーカーの代理店から28万円(定価の28%の掛け率)くらいで仕入れています。

なのでリフォーム店の得る粗利益20%くらいになる計算です。(28万円に÷0.8すれば35万円になります)

通常リフォーム店の粗利益は25%〜30%くらいが相場です。なので少々安いチラシではありますが、それでもこのリフォーム店はしっかり20%の粗利益が取れています。

工事代も16万円ですが、早い職人なら2人で来て1日で仕上げてしまいます。なので16万で利益は普通にとれています。

なので本当に大丈夫か?と考える必要はありません。

しかし、このまま激安リフォーム店に工事を発注するのは待って下さい。

なぜならこういう激安リフォーム店は営業会社ばかりなので、顧客満足よりも売る事ばかり先行に考えがちです。嘘も平気でつきます。結果嫌な思いをする可能性も高いんです。

見積を依頼した時の具体的例を上げます⬇︎

お客さん
お客さん
もしもし、チラシを見て電話をした者です。キッチンのリフォームを考えてるんですが見積して貰えますか?
営業マン
営業マン
お電話ありがとうございます。見積もりするのに標準工事で可能か現地で確認が必要になります。ご訪問させて頂いてもよろしいでしょうか?
お客さん
お客さん
分かりました
営業マン
営業マン
(現地でキッチンを見て)このキッチンはサイズが特殊なのでチラシの金額では工事できません。特注の費用と、工事代で10万は追加で必要になってきます。
お客さん
お客さん
そうなんですね、そんなに高いなら辞めとこうかな
営業マン
営業マン
でもどこに頼んでも特注は一緒ですよ、うちだからまだ10万で済みますけど、高いリフォーム屋さんなら倍はとられます。配管関係も痛んでるので今のうちにリフォームしておかないと水漏れしたら後からもっと高くつきますよ。
お客さん
お客さん
でもチラシの金額でできると思ってたんでねぇ...
営業マン
営業マン
分かりました、直ぐに決めて頂けたら特別に5万円プラスで工事させて貰います。
お客さん
お客さん
(なんか断りずらいし5万くらいならもういいか)分かりました、じゃあやって下さい。

こんな感じで営業マンに上手く載せられて追加で金額をつり上げられたりします。

それくらいならまだマシですが、他にも『おじいちゃんおばあちゃんからぼったくる』『工事の職人のマナーが悪い』『工事中に他の物を傷付けたりする』場合によっては工事中に『解体したら中が腐ってたので追加で出して貰わないと工事出来なくなりました』などと平気で言ってくるなんて事もあります。

激安リフォーム店は建築・施工の事がまったく無知な訪問販売経験豊富な方が言葉巧みに嘘をついてくる。また、会社も顧客満足よりも毎月の売上が欲しいから、モラルに反していても見て見ぬフリをしている会社が非常に多いです。そういった世界なんです。

※全ての会社がそうとは限りません。あくまで僕が様々なリフォーム店50店舗以上と取引してきた経験の話しで主観が入っています。

激安店から見積を入手して、それを元に他の工事店を探そう。

なので、お勧めは激安リフォーム店から見積を貰い、その見積を他の工事店に見せて『同じ値段てやって欲しい』と値段交渉する事です。

交渉するのにもチラシだけでは本当にその金額でやってくれるのか信憑性がないので対応して貰えない可能性が高いです。きちんと会社名が載っている見積なら近い金額まで下げるなどの対応をしてくれるリフォーム会社が見つかる可能性が高いです。まずは一旦見積を入手して下限の相場感を掴む事も大切です。

※激安リフォーム店は適当な人が多いので口答でしか値段を教えてくれない場合も多いです、その場合は手書きでも一旦貰うように言いましょう。あまり嫌がられる様なら諦めて別の激安リフォーム店を探しましょう。

僕
店舗型のリフォーム店に交渉に行く場合は現場の写真を撮っておいて併せて見せると良いです。勘の良い担当者なら写真と金額を見れば、その金額で工事が出来そうか直ぐに判断できます。現場確認の手間が省けますのでお互いに時間短縮になります。

お勧めの工事店⬇︎

 

地元の小さな工務店

お勧め理由⬇︎

地元の小さな工務店は地域のみなさんからの信用で成り立っている場合が多いので、悪い噂を流されたりする事を嫌がります。なので対応も悪くなく、工事の職人さんもそれなりに手の良い人を抱えているので安心できます。

また、新規の集客営業活動に不安を抱えている場合が多いので少々安くても新規のお客さんを大切にしようと考えて金額も対応して貰える可能性が高い。

※一から見積を依頼するとそれなりに高い見積が出て来るので必ず激安リフォーム店の見積を見せながら交渉して下さい。

家電量販店・ホームセンター

お勧め理由⬇︎

最近は10年保証なども付けている店が多いので安心もできます。また、リフォーム工事は不具合などが発生し易いので、何かあった時に文句を言いやすい店を選ぶ事が大切です。家電量販店やホームセンターなら店舗を構えているので逃げも隠れもできません。営業の対応や職人さんの手もある程度の水準は保たれているでしょう。

ただし、金額に関しては激安リフォーム店の値段そのままでやってくれる可能性は低いです。10年保証は別会社の保険に入っているのでその保険料の支払いもありますし、店舗の運営費などが掛かりますので、最低価格はある程度決められています。しかし、少し高いくらいでできるなら量販店で工事した方が安心できます、あきらめずに交渉しましょう。

以上の様にして工事店を探すとお得に工事が出来る業者が見つかると思います。

良い激安リフォーム店の見分け方

良い工事店が見つからない場合は簡易な工事に限り激安リフォーム店に挑戦してみるのもアリだと思います。その場合は以下の事に気をつけて、本当に大丈夫か考えましょう。

・担当者がこちらの質問に対してきっちり返答してくれる。適当にごまかしたりしない。

・分からない事は素直に分からないと言って調べてから返事をくれる。

・早く契約をまこうとしない。

この様な担当者であれば最低限のマナーは守ってくれそうです。当たり前のような事ですが、その当たり前が出来ない人の方多く存在するのが現状です。

逆に雑談は上手くて喋り易いけど、リフォームの細かい内容を聞くと急に適当になり、また雑談をしだす。『最後はいつしましょうか?』自分のペースで話しを進めてくる。この様な担当者は辞めといた方が良いでしょう。建築の知識もまったく無く、ボッタろうとしてくる可能性が高いです。

激安リフォーム店の中でも得意、不得意がある。

激安リフォーム店だからといっても全てが安い訳ではありません。激安チラシでよく売れている商品は安いですが、それ以外の中高級価格帯の商品はむしろ高かったりもします。あまり売れない物はメーカー(代理店)から安く仕入れる事が出来ないからです。

激安リフォーム店に発注する場合はこの辺りに気をつけて業者選びをしましょう。

大規模リフォームにお勧めの業者。

最後に大型リフォームの話しをさせて頂きます。

大型リフォーム工事⬇︎

耐震工事 増築工事 全改装 フル断熱リフォーム 構造体(柱、梁、土台)などを触る工事、屋根吹き替え工事 等

この様な工事はきちんとした建築屋さんに頼みましょう。激安リフォーム店では対応できないので普段取引の少ない工務店に丸投げをして余計に高い見積になるケースが多いです。

お勧めの工事店⬇︎

ある程度規模の大きい老舗の工務店

お勧め理由⬇︎

大型工事は技術力や経験が不可欠です。いいかげんなリフォームをされて安くても価値はありません。それに対して老舗の工務店は長年の経験があり、良いリフォームをしてくるれる可能性が高いです。値段もハウスメーカーや建築士事務所よりも断然安く上げれるでしょう。

ただし、老舗の工務店でも色々あると思いますので必ず相見積もりをする様にしましょう。

ハウスメーカーが高い理由を解説

ハウスメーカーや建築士事務所などにも頼む事が出来ますが、この様な会社は結局設計をするだけで工事は工務店にまる投げする場合が多いです。

なので、最初から工務店に頼むのが一番早いです。ハウスメーカーに至っては設計もせずに窓口だけで本当に全てを工務店に丸投げするケースが多いのが現状です。

僕
この『丸投げ』とは下請けの工務店に現地調査から見積(必要部材や工事代金の算出)を出すまでの全てを任せて、営業マンは工務店から上がってきた見積に利益を上乗せして出すだけ。そして工事が決まってからも段取りの全て(職人の手配、工程作成、材料の発注や入荷のタイミングなどを考えて手配する事)を下請けの工務店に任せっきりの状態の事を言います。

それで粗利益35%を取ったりします。しかも、住宅業界の粗利益計算は原価に35%を掛けて計算するものではなく、売上から原価を引いて最終35%残す計算をします。

よって100万円の原価であれば100万円➗0.65 =154万円近くの見積になります。

100万に対して単純に利益で54万円も取るってボッタくりですよね?しかし、営業マンの高い給料や無駄に一等地に事務所を構えたりしている為にこれくらいの利益を取らないとやっていけません。

しかも、下請けの工務店からの仕入れが既に高いのにも関わらずろくに交渉もせずに普通に営業活動をしていたりします。

僕
ハウスメーカーは丸投げばかりしているので結局ノウハウが蓄積されずに下請けの工務店からの見積が高いのか安いのか判断出来ない様な人ばかり揃っています。なので最悪の場合ボッタくり工務店の高い見積にさらに利益35%を載せて、世間相場の2倍以上の価格になっているケースもよく見受けられます。

それに対して工務店は工事内容の一つ一つに対して必要な人件費や材料費をあくまでも本当に掛かってくる原価ベースで把握しており、その原価に対して粗利益を載せて見積を算出するのでまともな仕事をしていると感じます。

この様な理由で激安リフォーム店と比べると倍近く値段の差が出てくる事も珍しくないのです。

という訳でリフォームをお考えの方は老舗の工務店で相見積もりを取るようにしましょう。

まとめ

今回話した内容はほぼ間違いない情報です。しかし、必ず例外は存在すると思います、工務店という名前が付いていてもハウスメーカーと同じ事をしているケース。またはその逆もあります。大切な事はこの様な基本知識を身に付けた上で相見積もりをして諦めずに良いリフォーム業者を探していく事です。

という訳で今回は以上になります。